知らないと損確定!生命保険の入り方の不変の大原則!

皆さんは生命保険をどういう基準で加入していますか??
本日は、元外資系保険会社のエージェントをしていた、ファイナンシャルプランナーでもあるかめぴょんが、正しい生命保険の入り方をお伝えします。
5000文字近い内容ですが、これは保険の大原則になり10年、20年経っても変わらない知識になります。
最期まで読むと、あなたがいかにこれから損をするのかがわかります。
生命保険とは生涯で「2つ目に高い買い物」であることを自覚する
日本人っては、保険をテキトーに入っている人が多い印象があります。
と、まるで文房具を買うくらいの気持ちで生命保険に加入します。
しかし、皆様が生涯支払う保険料というのは、約1600万円です。
これは人生の買い物で二番目に高いと言われてます。
さて、そんな生命保険を親戚に勧められたからという理由で、あっさり加入していいのでしょうか??
キチンと知識をつけたうえで、自分にあった保険をカスタマイズできるようになりたいと思いませんか??

大丈夫です、このブログを読み終えたら、保険の全てを理解できます!
そして、無駄な保険料は払わないようにしましょう。
ステップ①「誰のため」に保険に入るのかを徹底的に考える
生命保険には大きく分けて2つの種類があります
それは「死亡保険」と「医療保険」です。
生存保険や養老保険もありますが、これらを混ぜるからわからなくなってしまうのです。
今は「死亡保険」と「医療保険」の2つだと思っていてください。

一つずつ簡単に理解していこう!
保険の大原則は「万が一に備えて」が基本です。
それは「死んだ時」と「病気になった時」の2つです。
ですが、この2つの保険は保険金の受け取り相手が違うんです。
まずは、死亡保険と医療保険は「誰のために入るのか?」という点で全く性質が違います。
つまり、死亡保険は家族のため、医療保険は自分のために入ります。

あなたの環境では「不要な保険」に入っていませんか??
独身の場合「死亡保険」は不要である
まずは、独身の場合について書いていきます。
結論を先にいうと、独身なら死亡保険は不要ということです。
死亡保険に加入する場合の「保険金の受取人」は誰にするのでしょうか?親ですか??

僕も親ですが、子どもが死んだ時に保険金なんていりません。
もしお子さんがなくなってお金が必要であれば、保険料は親が払うべきです。
保険金を受け取ることない、独身の人が死亡保険の保険料を払うのは無意味です。
ですが、例外が1つあります。
それは「高度障害」になった時のリスクです。
高度障害ってなに?
高度障害になった時は「死亡保険金」と同等額の保険金が生きてる間に支払われます。

高度障害ってなに?

わかりやすく言うと、体に2個あるものが両方なくなることだよ。

両手、両足とか?

]そうそう、片手なら高度障害にはならないよ。
他にも両目とも失明とかね。
あとは失語とかも高度障害にあたるよ。

わかりやすいね!

他にも細かい条件はあるけど「回復の見込みがない」というのがポイントです。
独身で死亡保険金に入る理由は、この高度障害に備えるという意味です。
そこに毎月の保険料をみて、必要かどうかは自分で判断しましょう。
医療保険ってなに!?
次に医療保険について勉強しましょう。
医療保険は独身だろうが、家族がいようが必要になるので、全員読んでください。
医療保険は、「入院した時」「手術を受けた時」に保険金がもらえます。
現在は入院日額5,000円から10,000円という設定が主流です。
手術を受けた時は、この日額に対して手術に応じた倍率を掛けて支払われます。

手術の種類によって倍率が変わるので、もらえる保険金が変わります。
医療の保険の場合は、加入時に決めるのは「入院日額いくら」という設定のいです。
補足しますが、医療保険の基本は「入院」と「手術」です。
これに特約で「診断給付金」という、病気を診断された時に保険金が支保険金がものが追加されます。
ややこしいんですが、医療保険に100万円程度の死亡保険を「特約」でつけたりもします。

目的は葬式代としてセットします。
不要であれば外して、保険料を抑えましょう。
ちなみに「ガン保険」は、医療保険の一種ですが病気を「ガン」だけに特定したものです。
ですから、通常の医療保険にも加入したうえで、ガンに対しての補償を手厚くするプラスアルファの保険と考えてください。
どんな人に医療保険が必要なのか??
医療保険というのは入院費や手術代が払えない人が入るものです。
なので、逆説的に言うと「お金がある人は入らなくていい」のです。

え?
そういうこと??

お金があるなら保険に入る意味はありません。
運用したほうがいいです。
では、いくらあれば加入しなくていいかということを、キチンと理解しましょう。
そして、その金額を超えているようであれば、今すぐ保険を見直しまて毎月の保険料を削減しましょう。
まず、皆さんが入っている国民健康保険というのは、実はかなり優秀な制度です。
あなたも「高額療養費制度」という言葉を聞いたことがあると思います。
平均的な所得の方ならば、1ヵ月の医療費(自己負担額)の上限は約8万円程度となります。

なるほど!
じゃあ、8万円くらい持ってれば保険に入らなくていいんだね!

違います!
入院した時にかかるのは「医療費」だけじゃないんです!
医療保険は、その他に掛かる費用への備えなんです!!
入院した時にかかるのは「医療費」だけではありません。
以下の内容が、高額療養費以外に必要になってきます。

こういうのもを考えると、やっぱり1日5000円くらいはかかっちゃうんだよね。

なるほど!
これらを計算したうえで、毎月の保険料をみて必要かどうかは自分で判断しましょう。
定期(掛け捨て)と終身ってなに?
さぁ、保険でもっともややこしいところです。
まず保険に「掛け捨て」という言葉はありません。

え?
よく掛け捨てか終身かっていうよね??

掛け捨ては「定期保険」の俗称です。
はじめに保険には2種類あると書きました。
それは「死亡保険」と「医療保険」です。
そして、定期契約にするか、終身契約にするか「契約の仕方」になります。
死亡保険を「定期で買うか、終身で買うか」を聞かれているだけです。
つまり、基本的に生命保険の加入のしかたは4種類しかありません。
①定期死亡保険
②終身死亡保険
③定期医療保険
④終身医療保険
※定期=掛け捨て

では、次に「定期(掛け捨て)」がどうして安いかを勉強しましょう。
これを知らなければ確実に損をします。
終身保険の計算式
では、定期と終身の違いですが、それは文字通り「定期」か「終身」かなのです。
医療保険や死亡保険というのは「病気になる確率と死亡する確率」から保険料を割り出しています。
当然ながら、病気になる確率も死亡する確率も年齢と比例して高くなります。
終身保険というのは「病気になるリスク」と「死亡するリスク」を、あなたの年齢の平均余命(あなたがあと何年生きるか)で割って、保険料を算出する方法です。
終身保険は値段は決まっています。
合計金額を、何年で分割するかで毎月の保険料は決まります。
つまり、若いほうが余命が長いから月額が安いわけです
仮にあなたが100歳で死ぬとしたら…
20歳で加入すれば保険料は、80年で割り算をします。
40歳で加入すれば、60年で割り算をします。

だから、若いうちに入ったほうが月額は安いですが、平均余命まで生きてたら払う額は一緒です。
定期保険の計算式
では、定期(掛け捨て)というのはどういう計算をするのでしょうか??
計算方法がガラッ変わって、平均余命ではなくて「あなたが今から10年以内に病気や死亡するリスク」です。
今から10年間という計算なんです。
先程の終身は平均余命まで生きてたらトータルは一緒という計算でした。
しかし、掛け捨ては今から10年なのです。
20歳の10年と、70歳の10年では死亡率や病気になる確率は全く違います。

人生の道に迷い始める20歳と、シンプルに道を迷い始める70歳との違いです。
終身保険は「若い頃から入ってたほうが月額が安い」でしたが、定期は若いうちに入ると格段に安いという特徴があります。
定期保険(掛け捨て)は「解約返戻金」がないという理由だけで安いわけではありません。
しかし、定期(掛け捨て)には落とし穴が2つあります。
それは、「更新」と「病気になったらやめれない」という落とし穴です。
定期保険の落とし穴①更新問題
保険料は安いほうがいいですよね?
とにかく親とかに「保険は若いうちに入ったほうが安いよ」と言われて、一番安い定期に加入しがちです。
先程もお伝えしましたが、定期は今から10年という算定方法です。
20歳で加入したら、30歳で満期になります。
そして、更新するとどうなるか??

次は30歳から10年と言う計算になるので、めちゃくちゃ保険料があがります!!
そして、次の満期は40歳になり、そこで更新すると更に値上がりしていって、一番保険が欲しい年齢になった時に払えないくらいの保険料になるというのがよくあります。

ちなみに終身保険は、値上がりは一切ないよ!

なるほど!
じゃあ、定期よりは高いけど長い目で見ると終身のほうがいいんだね!

全部が全部終身がいいわけじゃないよ!
定期と終身の仕組みを理解して、うまく使い分けることが重要だね!
これが1つ目の落とし穴で、10年に一回の更新の時にものすごい値上がりするという事を、意外とみんな知らないです。
定期保険の落とし穴②のどが渇いたときにはもう水はない問題
もう一つの落とし穴は「病気になっちゃったとき」です。
定期(掛け捨て)の医療保険は注意が必要です。
理解を早めてもらうために、少し不謹慎な表現をします。
定期の死亡保険をかけた状態(安い保険料の時)に、亡くなった場合は保険金がたくさん入ります。
死亡保険は、これで役割を果たしたので「保険に入ってて良かった」で終わります。
では、医療保険の場合を考えてみましょう。
同じく保険料の安い時に病気になると、たくさんの保険金が支払われて良かったねとなりますが、医療保険の場合はその後も保険料を払い続けるということです。

それの何が問題なの?
ピンとこないなぁ

よく考えてね!
若いうちに安いから「定期」で加入して、病気になるとするじゃん?
すると保険金をもらえて、保険の大切さを知ります。

うんうん。

そのあと、保険の更新の時に「やっぱり値上がりしない終身タイプにしよう!」と思っても、もう他の保険にかえれません。
医療保険ってね、一度病気になるとなかなか加入できないんだよね。
医療保険に入る時には「告知書」というものを書きます。
そこには持病や入院歴の記載があり、一度病気になってしまうと次の3つのどれかになります。
①加入不可
②引受緩和型
(保険料がめっちゃ高くなる)
③部位不担保
(その病気での入院は不可)

えー!どれもキツイ!!

でしょ?
最初の10年は安いから良かったけど一度使ってしまうと、更新の時には選択の余地はなくて「高い保険料で更新する」か「辞めるか」です。
ですが、一度病気になってるので保険のありがたみが十分にわかっているし、その上で年齢も上がるから、なおのこと保険の必要性は上がります。
なのに、掛け替えはできません。
保険が必要な体になった時には、保険に入れなくなってるということです。
僕らはそれを「のどが渇いたときにはもう水はない」といっています。

ちなみに、一部の重篤な病気の場合は。保険料免除になる「支払い免除特約」というのもあるよ!
正しい保険の入り方
さて、ここで僕のひとつの答えを出します。
正しい保険の入り方の基本原則はこうです。
①若いうちに「終身タイプの医療保険」
②家族が増えたら「定期(掛け捨て)の死亡保険」を追加
そして、死亡保険については「収入保障タイプ」と言われるものが理にかなっています。
ここまで読んで理解してもらったのは、保険の大原則です。

原則というのは何年たとうが変わりません。
この原則は10年後も変わりません。
変わらないから「原則」なんです。
ですが、商品は毎年変わってます。
改善もされれば、改悪もされます。
なので、商品選びはプロに相談をしましょう。
特定の保険会社に相談するのもいいですが、現在は色々な保険会社から自分にピッタリの保険を選んでくれるサービスがあります。
ですが、この手のサービスにはひとつ落とし穴があります。
それはこちらが無知だと意味がないということです。
わかんないから相談して「ピッタリですよ!」と勧められても、なんかあやしいなと思ってしまうのが人間です。
つまり、納得感が足りないんですね。
しかも、保険相談の方の収入は「保険を加入させて保険会社か、手数料をもらう」という仕組みです。
中には手数料の高いヒドイ保険を勧めてくる相談員もいますが、ごく少数です。
なぜなら保険の相談員は「紹介」や「評判」がキモとなる商売なので、ミスマッチの保険を売りつけたらたちまち信用にヒビが入ります。
でも、あなたは大丈夫です。
あなたは、このブログをここまで読んで保険の大原則を知りました。
保険の相談サービスは、この大原則を知った上で利用してください。
相談員も「この人は勉強してるなぁ」となると、一生懸命働いてくれます。
保険をどうしようかお困りの方は、一度プロに相談してみてはいかがでしょうか??
ここまでこのブログを読み切ったのだから、あなたは相談で満足の行く結果が得られはずです。
そして、これが最も大切ですが健康なうちに相談しておきましょう。
のどが渇いた時には、水はありませんから‥‥